未来のテクノロジーは「美しい」か「美しくない」か
幸福産業と不幸産業の原点
一握りのできる人たちが支えて成り立っている組織ってありますね。適者生存と言ったら聞こえがいいかも知れません。実は、これは淘汰されていく運命が待っています。なぜならば、代が続かないからです。
イケイケベンチャーやワンマン社長に付いていける社員だけが支えている企業、と言えばわかりやすいでしょうか。
未来は「できる社員」の定義も「成功者」の定義も変わります。なぜならば、社会構造自体が変わるからです。消費型で右肩上がりの経済構造はもう、地球が支えられなくなってしまったから。「スター・トレック」の様にゴミを分解して元素に戻すテクノロジーができれば、可能でしょうけどね。
循環型社会ってのが叫ばれ久しいですが、今のSDGsはちょっと気おつけたほうがいいみたいです。なぜならば、っていうのはまたの機会に・・・。
世界にプロパガンダしているスローガンよりも、本来、本当の循環ってなんぞや?って考えたら誰でも分かることなので、自分の頭で考えたほうがいいんですよね。
さて、本当の循環。
自然が作る本当の循環と現代人が作る循環システム
これが、分かる人には分かるんだけど、分からない人は騙されちゃう。ここに来るような嗜好性の持ち主は分かる人だと思いますが(笑)
例えば、エネルギー効率って指標があります。
ECO、ECO、ECOの為にみんな電気自動車にみんな乗るのだー!ってやってますけど、今の技術ではエコでもなんでもないんです。今の技術とは、リチウムイオンバッテリーで走らせている車のことですが、あれを作るのにどれだけのエネルギーが必要か・・・って話なわけです。エネルギーって電気ね。アルミを精製するだけでも膨大なエネルギーを食います。
その電気はどこから持ってくるんですか?って話です。
更に、今の電池は産廃になるだけで、全てリサイクルできません。やろうと思えば出来なくはないけど、コストが掛かりすぎてしまうから。
作る工程のエネルギーを持ってくるINPUTも使い終わったあとのOUTPUTも、全然設計思想の中に入ってないのです。
未来の幸福産業とは、自然もステークホルダーに入ります。少なくとも環境負荷や景観の破壊のないもののはずです。
大気汚染や水質汚染が無ければ、我々の人体も、私達の子どもたちも、その子孫も、健康被害にあう事はありませんね。これぞ、幸福産業と呼べるのではないでしょうか。
今の人が作る循環システムは、大変に美しくないんです。
リサイクルはリサイクル会社でなんとかする。製造業は製品を作るだけ。目的が各々違うのですから、出来ないことだらけの繋がりしかありません。
例えば、ペットボトルのリサイクルってありますね。ペットボトルをまた使える製品にするためのエネルギー、電気ってどれだけ?・・・って世界です。
ぶつぶつになっているものを、なんとかして繋げようとしている社会構造ですから、そりゃ大変ですよ。
なんでそんな事になっているかと言うと、これは精神論でもなんでもなくて、一事が万事、同じ思想で人が動いているからです。
現代物理学も同じような構造を持っています。薬学、病理学も同じ構造です。
ミクロをどれだけ研究して、原理原則を発見できるか。発見したら、それを繋げていきます。
ここに落とし穴があるんです。
現代物理学の限界と問題
原子をもっと細かくして、素粒子にして、素粒子の動きを研究して・・・ってやってますね。面白い発見もたくさんありますが、説明のつかない事象もたくさんあるんです。
例えば、現代物理学では、なぜ原子核の周りを電子が回り続けることができるのか、これを説明することができません。でも、そういう事象があるので、それを前提に物理学の法則を作っています。
例えば、磁力。磁力の発生メカニズムも説明することができないのです。電子が動くと磁力が発生することが分かっているだけです。でも、それに方向という規則性があることから、右ねじの法則とかって習いましたね、電磁気学で習うわけです。
電気と磁気って根本的な正体がわかってないのだけど、法則は発見したから、便利かもと人類は使っています。
自然界の出来事なのに、根本的な原因って分かってないことが多いんです。でも、途中経過と結果だけは見えているから、法則を作ってこれを「原因」「理由」としてしまっています。みんな、原因や理由と思っているものは、見えている「結果」を追っているだけに過ぎません。
さて、私がこれだけこだわって文字数を使っているのは、この研究開発に人類は莫大なお金をかけてしまっているので、後に引けない・・・というのがあります。
核融合発電を研究するために、莫大な予算を使っていますね。途方もないお金です。でも、そこから直接エネルギーを取り出せないので、発電にはタービンを回しています。ようは、莫大な予算をかけてお湯を沸かして発電している研究をしています。
自然現象の「原因」を観ることができると、常温核融合ができます。試験管の中で核融合が既に出来ているのです。実は、人体の中でも核融合が起きています。元素変換は起きるのです。このなぜ?が分かるってことが「原因」に触れる、ということです。
私の言わんとしていることが、なんとなく伝わっていますでしょうか・・・。
見えている結果だけを取り上げて、再現しようとしても、分からないことだらけで、情報の分断が起きます。ミクロを見続けても、結果だけにしかアプローチができないのです。
人体や生物の中で起きている、生体の中での核融合反応=元素変換は「生きる活動」の中で起きている反応です。全体の動きの中で起きている事象なのです。この全体が解明されることでやっと「原因」が分かった、ということになります。
そこには、ゴミも出ないし、わざわざエネルギーを注がないと動かない構造になっていません。食事をして排泄をする、という一連の流れの中にあるので、分断が起きていないのです。
自然の動きとはエネルギーを取り出すにせよ、ものを作るにせよ、自然現象を解明するにせよ、流れが続く中に全てある構造を持っています。これらの、「全体の流れ」を一つの方程式にできれば、それはそれは美しい式になることでしょう。
未来のテクノロジーを研究している人たちは、この思想があるんです。でないと、現代物理学では解明できないことばかりなので。
お金も一部を切り取ったものじゃないですか。これを増やそうとするのは、まさに現代の「在り方」そのものです。
循環型とかって名称を付ける前から、自然は営みの中で実行しているのです。
強引に、まとめにはいると・・・w
本日のまとめ
・ミクロを研究するのは一部を切り取った情報を突き詰めているに過ぎない
・一部を切り取ったものを繋げても全体には行き着かない
・複雑になって美しくない
・自然は全体構造をやっていて、そもそもそれが美しい
人は、自然に習うことがたくさんありますね。今までの常識(ミクロを研究してくっつけても全体にならない)に陥らないことが大切だと思います。
スミマセン、思いの丈をぶつけてしまいました。分かりにくいですよね・・・